チェックインしてから早いうちに、自己紹介して
海外の一流ホテルでの生活を快適にするには、チップの渡し方にコツがあるといってもいいかもしれません。渡すべき人々はかなりたくさんいます。留守にする昼間にお部屋のお掃除をしてくれる方に渡す、いわゆる「枕銭」は当然のこと、コンシェルジュ、ドアマンにも渡しておくと、何泊かする際には何かと助かる場合があります。
お願いするたびに、少しずつ渡すよりは、チェックインしてから早いうちに、自己紹介して「今日から○泊します。」と伝え、「お世話になります」とまとまった金額を渡しておくのが、スマートなやり方です。コンシェルジュは、ホテル外のレストラン、劇場などの予約、また、観光でおすすめの場所や店を聞いてもいいわけですし、地元の人がよく行く安くておいしい手ごろな店を教えてもらいたいときにも、お世話になることが多いものです。
また、ドアマンは、タクシーの乗り降りの際のお手伝い、タクシーの手配などでお世話になることが多い方です。前もって、宿泊日数に応じたチップをまとめて渡しておけば、相手も人間ですから、名前もろくろく知らないお客よりも、優遇してくれるのは当然です。こういうことは、治安がよく、どんなお客にも公平を期すことが徹底されている日本では、実感できないかもしれませんが、海外では、「優遇される」ということが、「安全・安心」を買うことであるとイコールになります。
つまり、タクシー一つとってもいい加減な運転手もいれば、信頼の置ける運転手もいるわけです。そういう場合、ドアマンの采配一つで、いい運転手に当たるようにしてくれもすれば、いい加減な運転手になったりもするのです。どちらになるか、それは自分次第です。さて、とても親切にしてもらって嬉しかった、とても助かった、という気持ちを表したい場合、お礼の言葉とともに、再度、帰り際にチップをあげてもいいですし、滞在中に懇意になったなら、相手の好きなものをプレゼントしてあげるのもいいですね。