レディたるもの

チェックインやチェックアウトの際

海外の一流ホテルで、日本人女性がよくやってしまう、「レディ」らしくない振る舞いとは、一体なんでしょうか。それは、チェックインやチェックアウトの際、自分の荷物を自分でガラガラと威勢よく運んでしまうこと、だそうです。タクシーへの乗り降りの際も同様で、自ら「よっこらしょ!」と乗せようと、足腰ガッチリと頑張っている姿は、目も当てられない、といった光景であるのは、ご想像に難くないでしょう。

こういうときには、部屋とロビーとの間は、ホテルのスタッフに荷物を運んでもらいます。チェックイン・アウトのあと、タクシー乗り場まで運んでもらったり、トランクへ荷物を載せてもらったりするのも、ドアマンなどのホテルスタッフにしてもらいます。その際、荷物を確認したり、どの荷物はトランクではなく車内に運んでほしい、というような指示を出すのが、上質な女性の姿、といえるでしょう。もちろん、お世話になったらチップは当然です。海外のホテルマンの給料はそれほど高くなく、チップでまかなわれているといっても過言ではありません。ですから、チップがもらえる彼らの仕事をとってしまっては、一流ホテルに泊まる資格はない、とさえ思われてもしかたないでしょう。また、日本人女性がやってしまう「レディ」らしくない振る舞いの第二段は、服装に構わなさ過ぎる、という点です。

一流ホテルは、温泉旅館ではありません。海外では、「部屋から一歩廊下に出れば、そこはもう外と同じ」という考えがしっかりとあります。しかも、一流ホテルとなれば、それ相応な服装をしなければならないということは、おのずと理解できるでしょう。映画などで、バスローブ姿でホテルの廊下に放り出されて慌てふためく、というようなシーンがありますが、日本人にとってみれば、バスローブは浴衣に似ているためか、それほど慌てることなのか、と思ってしまうかもしれませんが、海外では「廊下は道路と同じ」なのです。